あなたにほほえむ

もくじ
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あらすじ
大戦より以前、五家の一角とされていた在宮は、ゆるやかな終焉を迎えようとしていた。
ただ毎日花を眺め、月を見上げて、ただ自分の終わりを待つだけの櫻子の元に、ひとりの青年があらわれる。
在宮の櫻子と、奏済の名弦の、既に終わったものがたり。
「それが禁忌だと知ってはいても」
「在宮のやり方でした。そして、わたしはその末裔です」
「正直なところを言えば、そんなことはどうでもいい」
「ごめんなさいね、名弦さん」
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